転職活動において、転職サイトや転職エージェントは欠かせません。
皆さんが転職活動を始めていく上で、どのようにサービスを活用していけばよいのか、
大手企業からベンチャー企業まで、12年で6社を経験してきた際に活用したおすすめをご紹介します。
転職サイトと転職エージェント
まずはじめに「転職サイト」と「転職エージェント」とは何か説明しておきます。
転職サイトとは
転職サイトとは、インターネット上に求人を掲載しているサービスのことです。サイト上で好きな求人(企業・希望地・条件など)を自分で探して、求職者自身で企業に応募して、面接まで進めることができます。
- 求職者の都合に合わせて長期的に活動できる
- 自分で求人を探して応募することができる
- サイトによっては、企業側よりスカウトをもらうことができる 等
転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーが内定獲得まで一緒に伴走してくれるサービスのことです。企業と求職者の間にたち、求職者の状況を考慮しながら求人を紹介から内定までサポートしてくれます。
- アドバイザーより、書類や面接対策などのアドバイスがもらえる
- 転職サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してくれる
- 内定獲得に向けて企業側へ後押ししてくれる
- 内定時の年収交渉をしてくれる 等
転職サイトと転職エージェントの使い分け
私の経験上、求職者状況に合わせて使い分けすることをオススメします。
はじめての転職で6ヶ月以内に転職したい方
- 職務経歴書を準備する
- 転職サイトに登録する
- 転職エージェントに登録する
- 転職エージェントと気になる求人をすり合わせる
- 基本的に転職エージェント経由で応募する
転職は1年後くらいにできたらと考えている方
- 職務経歴書を準備する
- 転職サイトに登録する
- 転職サイト内のみで求人を探す
- 気になる求人があれば、業界や企業について調べてみる
- 今応募するかの判断をする
6ヶ月以内に転職する意思がないのであれば、転職エージェントは活用しないでOK!
転職エージェントを運営する企業は、求人先の企業より人材紹介料をもらい売上げを立てています。要するに、サポートする求職者が転職できないと売上げはゼロです。よって、求職者が3ヶ月以内に転職したい方と、1〜2年後に転職したい方とであれば、前者が優先されるのは必然です。
あなたがいつまでに転職したいのかを、ざっくりでもいいので考えてみましょう。
当ブログ内で何回もでてきますが、転職活動のはじまりは「自分を知る」ことからです。本記事では割愛しますが、自分を知らずに転職サイトやエージェントを活用するのは危険です。
結果的に私のように人生を遠回りして、苦労することになるかもしれないので気をつけてください。

おすすめの転職サイト
転職サイトのおすすめ記事はネット上に多くあり重複していますが、以下大手サービスを抑えておけば概ねOKです。
リクナビNEXT
doda
Green
Wantedly
ビズリーチ
キャリトレ
おすすめの転職エージェント
転職サイトと同様におすすめ記事はネット上に多くあり重複していますが、以下大手サービスを抑えておけば概ねOKです。
リクルートエージェント
doda エージェント
マイナビエージェント
パソナキャリア
JAC Recruitment

転職先企業を調べるおすすめサイト
興味が湧いた企業について「実際のところ〇〇、△△についてどうなの?」気になることが多いはず。友人が働いているとかであれば1番良いですが、中々難しいと思うので、以下の口コミサイトは是非活用してみましょう!
転職会議
ミイダス
OpenWork
ブラック企業を見極めるコツ
上記のような転職先企業の口コミサイトをチェックするのもひとつ方法です。口コミ以外でブラック企業を見極めるコツを紹介します。前提として、ブラック企業の定義としては「労働時間が長く激務で薄給で働かせる」とします。
ブラック企業の可能性が高い項目
※以下はあくまでも参考情報です。必ずしもブラック企業であるとは断定出来ません。
厚生労働省のHPにて「労働条件・職場環境に関するルール」が明示されています。最低限の知識としてチェックしておきましょう!
求人情報を「鵜呑みにしない」自分で見極める!
転職活動時に必ずチェックすることになる求人情報。全てを鵜呑みにしないようにしましょう!嘘が記載されているとは言いませんが、企業側で隠したい情報はふせられている場合が多いからです。
求人先企業は、求人会社にお金を払って求人情報を掲載しています。皆さんがチェックする求人情報は、求人先企業が確認してOKが出ているものとなります。最終的には自分で見極めることが重要!
転職活動時の主なチャンネル
転職活動をおこなう際の代表的なチャンネルをご紹介していきます。
【代表的な転職活動チャンネル】
・転職サイト
・転職エージェント
・ヘッドハンティング
・ダイレクトリクルーティング
・直接応募やリファラル採用
ヘッドハンティング
あまり馴染みがないかと思いますが、ヘッドハンティングは外部で活躍している優秀な人材を口説き採用する手法です。
おもに採用難易度が高い職種である、経営幹部やエンジニアやトップセールスマンなどで活用されています。最近では、部長や課長の即戦力人材のミドルハンティングも盛んにおこなわれています。
私には関係ないと思っている方も多いと思いますが、あなたに声がかかることも十分にあり得ます。
ポイントは、あなたの実績やスキルを外部向けにアピールしていくこと!
皆さんもどれかひとつは使っているサービスではないでしょうか。おそらく日常の日記的に活用しているのが大半だと思います。例えばサブアカウントを作成して、自身のスキルや好きなことを発信していくことで自分のポートフォリオとしてアピールするのもオススメです。
ヘッドハンティングだけではなくて、仕事の依頼や面接時のアピールにも繋がるので、是非チャレンジしてみてください!
ダイレクトリクルーテイング
ダイレクトリクルーティングは、企業が直接求職者に対してアプローチをして採用に繋げていく手法です。
昨今では企業側も待っていては応募数が少なく、ほしい人材が採用ができなくなっているので、主流となっています。
「転職サイト」でも企業側のシステムには基本的にスカウト機能がついている場合が多いです。あなたが登録した転職サイトの内容は、求人企業側からも閲覧することができ、スカウトできる仕様になっています。
転職サイトの登録時は、適当に記載せずに、自分はどんな人なのかをしっかりとアピールしましょう。
以下は、代表的なダイレクトリクルーティングサービス一覧です。
BizReach:151万人以上(2021年1月時点)の優秀な人材が登録する国内最大級のデータベース。
キャリトレ:約7割が20代となっていて、若手の優秀層に特化したサイト。
Green:Web業界に強いといわれているサイト。60%の方が企業アプローチから転職。
Wantedly:企業側の魅力や想いを伝えること軸に、4万社以上が活用するサイト。エンジニア採用に強い。
Linkedin:アメリカ生まれのSNSで全世界に7億人以上の登録ユーザーがいる、グローバルな巨大サイト。
Offers:エンジニアやデザイナーに特化していて、日本のエンジニアの約4割が登録している。
リクルートダイレクトスカウト:リクルートが運営するハイクラス転職サービス。
Eight Career Design:名刺アプリ「Eight」が提供。役職ユーザー数が半数で事業企画や経営企画などが多い。
Qiita Jobs:国内最大級の技術情報共有サービス「Qiita」を提供。優秀なエンジニア層が多く登録。
LiBzCAREER:国内最大級といわれている即戦力の女性採用に特化したサービス。
リファラル採用
リファラル採用とは、社員に人材を紹介してもらい採用する手法です。
転職活動において、鮮度の高い情報を入手することは非常に重要です!
鮮度の高い情報とは「企業側のリアル・求職者側のリアル」のことであり、ミスマッチを防ぐためでもあります。どの会社にも良いところや課題があります、それに加えて、その会社の社風があります。良し悪しではなく相性の問題です。
あなたが興味ある会社に、友人が働いていれば当然話を聞きますよね。その話は1番鮮度の高い情報で信頼できます。企業側においても同様です。社員紹介で採用した方は退職率が低く活躍してくれる可能性が高いです。
業界特化型の転職サイトをご紹介
これまでは総合的な転職サイトや転職エージェント、転職活動時の主なチャンネルについて紹介してきました。次に業界特化型の転職サイトをいくつか紹介していきます。
アパレル・ファッション業界の転職サイト
保育士業界の転職サイト
看護師業界の転職サイト
キャリア相談にオススメ!パーソナルトレーニング特化型サービス
転職は人生において「衣食住」と同じくらい重要なターニングポイントといえます。後悔しない人生を生きるために必要な「人生の指針」を、 一緒に考えて寄り添ってくれるのが「パーソナルトレーニング」のサービスです。
パーソナルトレーニング特化型サービスを牽引する2社を紹介!両社のキャリア無料相談を受けて、あなたのキャリアの方向性に違いがないか、是非確認してみるのもオススメ。
【Q & A】こんな時はどうすればいいの?
- 転職で年収をあげたいのですが、可能でしょうか?
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結論、可能です。YouTuberであるサラタメさんと、転職で年収をあげていき書籍もだすmotoさんとのコラボ動画です。こちらはとても参考になると思います!
- 転職エージェントの良し悪し、見極め方はありますか?
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- あなたのキャリアを考え、あなたの市場価値があがる企業を紹介、説明してくれるか?
- 書類や面接の合否において、具体的なフィードバックをもらえるか?
- 求人案件を粘り強く一緒に探してくれるか?
- 転職活動をせかしてこないか?
求人数だけで判断せずに、上記のポイントは是非みてみるといいでしょう。転職エージェントのキャリアアドバイザーは何かしら目標があります。営業と同様です。それが決して悪い訳ではないです。求職者は無料でサービスを受けられるのですから、ありがたい話です。ただ、転職は人生に関わる大きな出来事です。あなたとフィーリングが合い、親身になってくれる方と巡り合えるように頑張ってください。
- 転職サイトなどに求人がないので、自社HPの採用ページより応募してもいいのでしょうか?
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問題ありません。ベンチャー企業などは、自社HPよりお問い合わせや応募すると面接に進みやすいケースが少なからずあります。理由としては「①HPをしっかりと見て興味をもって応募してくれているという安心感」「②転職エージェントへの紹介料金のコストを抑えることができる」などがあげられます。
- 転職エージェント経由で企業より内定をもらい、辞退したら何か問題ありますか?
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問題ありません。企業側も求職側も選ばれる立場です。双方に断る権利があります。純粋にあなたがその会社に行きたいか、行きたくないかをしっかりと考えて判断すればいいのです。但し、理由が不透明だったりすると、キャリアアドバイザーからの信用を損なう可能性がありますので、その点はご注意ください。
- 転職エージェントのキャリアアドバイザーと円滑にすすめる秘訣はありますか?
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「大切な友達が親身に聞いてくれることになった」と想定して接しましょう。当たり前ですが、相手も人です。気持ちのいいコミュニケーションができた方が何かとプラスになることが多いです。1つ注意点としては「転職サイトで自身でも応募して活動しています!」と声を大にして言わないようにしましょう。ビジネス上、どうしても求職者の優先度、力の入れ具合の差はでますので、相手の顔を立ててあげた方が上手く運ぶかと思います。
- 結局、転職サイトや転職エージェントにいくつ登録すればいいのでしょうか?
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実際のところ「2つ〜3つ」というのが多いです。転職サイトは多くても自分でコントロールできるので問題ないですが、転職エージェントは、はじめ1つ〜2つにして、合わなそうだと思ったら、他にも広げてみるような流れでもいいでしょう。
番外編!生き方で仕事を選びたいあなたへ
「日本仕事百貨」というサイトをご存知でしょうか。「生きるように働く」がコンセプトの転職サイトです。
一般的な転職サイトの求人ページは、募集職種や業務内容、給料や福利厚生などの条件がメインですが、日本仕事百貨では、企業先の想いをコラムのような形式で記載がされています。他にも、求人一覧も独特で「生き方で選ぶ」というカテゴリーがあります。
是非興味がある方は、覗いてみてください。いろんな発見があり面白いサイトです!
