多くの採用担当者が「コミュニケーション能力が必須」と口を揃えて言います。他にも「協調性が高い方がいい」「社交性がないと厳しい」など、現代社会においてはどの職種においても採用担当が重視する項目と言えるでしょう。
本記事では面接時のコミュニケーションが苦手な方向けに、すぐに実践できる対策を解説していきます。
「ネガティブに話さない」を徹底する
面接時のコミュニケーションが苦手な方は「相手のことを考えすぎてしまったり、自分に自信がなかったり、失敗を恐れていたり・・・」とネガティブな思考に自然と陥っているケースが多いです。これらを急に改善することは難しいので、まずは「ネガティブに話さない」ことを意識していくことが重要です。
採用側の立場にたって考えてみてください。面接時に、ネガティブな表現ばかりしている人を好む人はいないです。面接時のコミュニケーションが苦手な方は、自信がないせいか無意識的にネガティブな発言をしてしまい、印象を悪くしてしまう傾向があります。
あなた自身のことを説明する際、初めからネガティブになってはいけません。採用担当者に向けては、できるだけポジティブに聞こえるように返答をすることを心掛けましょう。

ポジティブへ言い換える
もう一度言いますが、面接時にネガティブな話をしてプラスになることはないです。次に実践することは、あなたがネガティブだと感じることを、ポジティブに言い換えることを意識していきましょう。では、以下のネガティブ要素を参考にイメージしてみましょう。

自分は、、、、空気が読めない。



自分の考えを持っている。芯がある性格。



自分は、、、、悲観的で心配性。



事前にリスクを考えることができる。



自分は、、、、マイペース。



自分で計画をたてて行動している。



自分は、、、、飽き性。



興味が多岐にわたり好奇心が強い。



自分は、、、、好奇心が弱い。



好き嫌いなく行動できる。



自分は、、、、自己肯定感が低い。



自分を理解していて当たり前の基準が高い。



自分は、、、、劣等感が強い。



自分に足りないことを自覚していて努力ができる。



自分は、、、、頑固な性格。



自分の意思をもっている。



自分は、、、、消極的な性格。



慎重に物事を進めることができる。



自分は、、、、融通がきかない。



物事を計画通り進めることができる。



自分は、、、、社交性がない。



自立性が高い。依存しない。



自分は、、、、人見知り。



相手の立場にたち考えることができる。感受性が高い。



自分は、、、、友達が少ない。



少人数の友達と深く長く大事にする。義理堅い。



自分は、、、、暗く口数が少ない。



穏やかで物静か。



自分は、、、、優柔不断で決断力がない。



物事をよく考えることができる。



自分は、、、、おしゃべり。



話し上手で社交的。
他人と自分を比較せずに自分と向き合う
ネガティブになるひとつの要素として、他人と自分を比較してしまうことがよくあります。人間誰しもが、他人をうらやましく思う気持ちを持っています。表には出さないだけで、ごく普通な感情ですので安心してください。
会社には様々な人がいます。それは様々な役割があるからです。全員がトップ営業マンのみの会社は続かないでしょう。適材適所の考えがあるから会社が成り立つ。あなたが輝ける環境は必ずあります。面接時に他人と自分を比べるのではなくて、自分と向き合うことを大事にしましょう。


仕事のスタンスで誰でもポジティブ思考になれる
満点を目指さずに、できる範囲で小さい成功体験を積んでいきましょう。
仕事は上手くいかないことの方が多いです。100%の成功が保証された仕事などありえません。常に70点を目指すくらいな気持ちで、まずは行動をすることが重要です。失敗や上手くいなかないことは、正解に近づいているとも言えます。初めから背伸びしてホームランを狙うのではなくて、自分ができる範囲で小さいことを積み重ねることで自信に繋がっていきます。
感謝の気持ちを伝える
会社では様々な方々と関わる機会が多く、ひとりで仕事を完結することは少ないでしょう。ネガティブな人は、自分ひとりで仕事をしてしまうケースが多く、理由のひとつとして「自分のせいで人に迷惑をかけたくない」という思いがあります。
わからないことがあれば、質問して聞く。ひとりで難しい場合は、どのように解決すればいいかを相談する。要するに周りの人に頼ることをしていきましょう。ただし、その時は必ず「感謝の気持ちを伝える」ことを忘れないようにしましょう。そして困っている人がいれば、自分から手を差し伸べていきましょう。
ネガティブな自分を肯定する
「ネガティブをポジティブに変えていきましょう」と伝えてきましたが、完全に排除する必要はありません。誰しもがネガティブな自分と一緒に生きています。完全に無くそうと努力すること自体が間違っています。
仕事の経験が多ければ多いほど、ネガティブな要素は変化していきます。ネガティブな自分を無くすのではなくて、どのようにすれば仲良く付き合っていけるのか?その方法を見つけていくことが重要です。
ネガティブで弱い自分を受け入れる努力をする。前述で話してきたことは、受け入れるためのプロセスのひとつに過ぎません。まずは意識することからでもいいので、小さい1歩から始めること。その1歩は大きい進歩です。きっと面接時でのコミュニケーションも変わっていくことでしょう。


- 「ネガティブに話さない」を意識し徹底すること
- ネガティブだと感じることを、ポジティブに言い換えてみる
- 満点を目指さずに、できる範囲で小さい成功体験を積む
- 周りの人を頼っていい。その時は必ず感謝の気持ちを伝える
- ネガティブな自分を受け入れる