自己紹介の経験は誰でもあると思います。「自己紹介なんて簡単だよ」と感じている方は、復習的に読んでみてください。
採用面接の冒頭に「簡単に自己紹介をお願いします」と言われるケースは多いです。初っ端から自己紹介でつまづいて印象が悪くなることは避けたいところでしょう。
自己紹介は誰でも上手くなれるので、当記事を読んで準備しておきましょう。
自己紹介の良し悪しとは
自己紹介が得意な人は「自身のアピールポイント」を理解していて、端的に話ができる方でしょう。一方、不得意な人は「何を話せばいいのかわからない」と緊張してしまうケースが多いかと思います。
自己紹介は「準備」しておけば誰でもできる!60秒以内で完結する内容があればOK。
自己紹介の目的を整理しよう
採用面接時の冒頭で自己紹介をする目的は何でしょうか?採用担当者の視点にたって考えてみましょう。
- 自己紹介をどのようにするか選考の判断にしたい
- アイスブレイク的に面接の場を和らげたい など
採用面接の場合は、事前に履歴書や職務経歴書を提出しているので、自己紹介時にイチから説明する必要はありません。あなたの詳細は自己紹介後に質問していきますので、アピールするタイミングを間違わないようにしましょう。
自己紹介のポイント「具体性」
端的に自己紹介するとしても「新卒から〇〇会社で3年間、△△のサービスの営業に従事してきました。本日はよろしくお願いします」とだけでは味気ないです。いくつか自己紹介時に抑えておくといいポイントを紹介していきます。
あなたが1番アピールしたい要素に数字などいれて具体性をだしていきましょう!
例えば、あなたが新卒からWeb広告代理店で法人営業を3年間従事していた場合で考えていきましょう。
際立って悪い内容ではないですが、印象にも残りづらい「普通」なアピール内容です。あなたの「尖った部分、変わった部分、得意とする部分」など、差別化できそうポイントを盛り込んだ方が印象に残りやすいです。
どうでしょうか。もしあなたが採用担当の立場だとしたら、もっと詳細を質問して聞いてみたいと思いませんか?
「私にはそんな誇れる結果なんてない!」と思った方もいるでしょう。もちろん結果があれば尚良しですが、結果が重要ではありません。あなたが1番アピールしたい要素、相手方に「価値を感じてもらいたい」部分について、抽象的な内容ではなくて、数字などを盛り込みできるだけ具体的にイメージできるようにすることがポイントです。


自己紹介のポイント「自分らしさ」
自己紹介の目的は「自分が何者なのか」相手方に記憶してもらうことですが、記憶してもらう上で重要な点は「人からどのように見られたいのか」ということです。
前述で「あなたが1番アピールしたい要素を、できるだけ具体的にイメージできるように紹介していくこと」が重要なのは理解できたと思います。ただ注意することがひとつだけあります。
例えば、先ほどの例でいくと「数字」にこだわった要素を1番のアピールポイントにおきました。皆さんはどのような印象を持ちましたでしょうか?
- お客様のことよりも数字をあげることを重視しそう
- ロジカルに物事を考えそう
- ストイックな一面がありそう など
良し悪しの話ではなくて、受け手の感じ方は人それぞれで、相手がどのように感じるかが重要なポイントです。「自分らしさ」とかけ離れた印象を与えてしまうアピールをしてしまうと、結果的にボロがでてしまう可能性が高いので注意しましょう。
他にも自己紹介時に「相手がどのように感じるか」という点で注意するべきことは、話す内容だけではありません。
非言語の要素「顔の表情」「声のトーン」「身振りや手振り」も大きく関わってきます。あなたと友人が同じ内容の話をしたとしても、どのように話をするかによって、相手方の印象は変わるでしょう。
自己紹介の内容に正解はありません。あなたのアピールする方向性はいくつもあります。冒頭でも伝えたように、準備さえしておけば、失敗する可能性を限りなく低くすることはできます。もしできれば自己紹介文は誰かにチェックしてもらい、どのような印象を受けるか、複数名に聞いてみるといいでしょう。
- 自己紹介は「準備」しておけば誰でもできる!60秒以内で完結する内容があればOK
- あなたが1番アピールしたい要素に数字などを盛り込み「具体性」をだしていきましょう
- 「自分らしさ」の観点を忘れずに、受け手にどのように見られたいのかを意識しよう
- 話す内容だけではなくて、どのように話をするかも重要